初回、打線はいきなり2死二、三塁とチャンスをつくるが、坂本の痛烈な当たりは左翼手の正面を突き、得点できず。その後は2、3、4回と三者凡退。相手先発投手・大関を打ちあぐね、堀田を援護できない。 5回以降も無得点が続いたが、8回に2番手投手のヘルナンデスから先頭の長野が四球で出塁。代打・増田大の場面で、長野の代走で出た重信が一塁けん制の間に決死のヘッドスライディングで盗塁成功。さらに増田大がバントヒットで無死一、三塁と、ここまでで最大のチャンスをつくった。しかし代打・萩尾、丸が三振。この日2番で起用された新助っ人のヘルナンデスが申告敬遠され満塁となるが、吉川が遊ゴロに打ち取られ、痛恨の無得点となった。 試合は0―0のまま延長戦に突入。12回、先頭の丸が左前打で出塁すると代打・小林がきっちりバントを決めて1死二塁。続く吉川が守護神・オスナから右越え二塁打を放ち、試合を決めた。吉川のサヨナラ打は5月4日阪神戦の10回に決勝打を放って以来、今季2度目。
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